有機生活庵「あいむほーむ」では、竹炭を焼いています。日本で、山口県の新野恵さんと いう方について、1年間学びました。ニュージーランドで竹炭を焼いたのは、おそらく私 が初めてだと思います。
竹炭は、とても不思議なもので、使うだけでなく、そこからいろいろなことを学ぶことも よくあります。新野さんは、日本で竹炭を焼く人の中でも、とても特殊で、精神世界の神 様みたいな方です。竹炭を焼くようになってから、何でもわかるようになった、と言ってました。そういう新野さんから竹炭を習えたことは、私にとって、とてもラッキーであっ たと思っています。
竹は、木でもなく、草でもない、不思議な植物で、かぐや姫の話を持ち出すまでもなく、 月と強い関係を持っているようです。新野さんに竹炭と木炭の違いは何ですか、と聞いた ところ、「木炭は、太陽のエネルギー、竹炭は、月のエネルギー。太陽のエネルギーは、 物を育てるエネルギー、月のエネルギーは、命を生み出すエネルギー。」とのことでし た。竹炭を、水の浄化に使ったり、除湿や除臭に使うのは、ご存知の方も多いと思います が、竹炭を身につけるだけで、病気が治ったり、精神が癒されたりするのは、新野さん流 の使い方です。
「炭結界」と言って、あらゆる空間の4隅に竹炭を置くことで、空間のエネルギーが上が り、癒しの空間ができます。食中毒や毒虫に刺された時に、炭を飲むと直り、これは、伝 統的に家庭の常備薬として使われてきました。しかし、炭結界のような使い方を考えたの は、新野さんが初めてではないかと思います。
新野さんは、また、「陽子は意思、中性子は意識。陽子は愛。」とも教えてくれました。 最近、量子治療という治療法が、注目されていますが、私は、この量子は、「愛」だと思 っています。竹炭は、この量子を放出しているみたいなのです。愛の力を秘めた竹炭を焼 くことで、自分自身にも変化が現れているように思います。