私は、神の存在を認めています。「神がいると信じる」という言葉がありますが、この言 葉の中には、神が存在しない、というニュアンスが少しありますね。でも、私は神がいる と考えます。
私にとっての神は、エホバでも、キリストでも、釈迦でも、マホメッドでもありません。 日本には、八百万の神がいるそうですが、これも私の神ではありません。私にとっての神 は、この宇宙全部を動かしている意識のような、とても大きな存在です。エホバもキリス トも八百万の神も、みんなその下請けだと考えることにしています。これを、いろいろな 人が、いろいろな表現で呼んでいます。サムシング・グレートとか、スーパーパワーとか。
ここからは、私個人の考え方になってしまうのですが、私は、神が全てを動かしていると 考えています。過去に起こったこと、今起こっていること、これから起こること、全て。 あなたに起こっていること、私に起こっていること、誰かに起こっていること、全て。私 の人生も、最初から神様が決めてくれている。台本は、神様が書いていると思っています。 そして、もう最後のページまで書かれてある。私は、役者で、その台本通り演じているだ け。次のページに何が書かれてあるかを知らないだけです。生まれる前は、私たちの魂 は、神様と会話をして、この台本で行くよと、確認してから出てくるそうですが。
人間だけが、未来のことを心配する動物だそうですが、私は、台本に書かれているのだか ら、心配してもしょうがないと思っています。どっちみち、演じなければいけないのだか ら、毎日毎日起こることは、演じる(受け入れる)しかないのです。そう考えられるよう になってから、とても楽になりました。何も心配しなくていい。いいも悪いもない。幸も 不幸もない。ただ、台本に書かれていることだけが、起こるだけなのです。必要なことが 起こる、というのは、こういうことだと思っています。神様がもう書いてしまった台本だ から、私はなんでも受け入れるようにしています。
辛いとか、悲しいというのは、感情なので、持っても全然構わないのです。でも、神様が 経験しなさいと言っていることなのだから、逆らうわけにもいかないでしょう?時々、な んでこんな台本なの、と神様を恨むこともありますけど。