ご報告です。しばらく投稿をしませんでしたが、ニュージーランドを出て、今、日本にいます。有機生活庵「あいむほーむ」は、新しく生まれ変わります。

ニュージーランドを出た理由は、ニュージーランドのCovid対策がきっかけです。全体主義化するジェシンダ政権への不信感があり、2月以降、出国すらできなくなるかも知れないという危機感で、突如決断しました。ただ、これから世界がどういう方向に進むかは、今のところ分かりませんので、それだけで決めたわけではありません。

もう一つのポジティブな理由は、あいむほーむを再生しようということを考えたからです。30年間、ニュージーランドでさまざまなことを学び、特に、最後の10年は、モトゥエカバレーという特殊なコミュニティで、共生についても多く学ぶことができました。その間に、世界は、どんどん危険な方向に進み、今こそ、「有機生活」の必要性が強くなってきていると思います。今の「あいむほーむ」をさらに、進めたものを作りたいと思っています。そのテーマは、「コモンの再生」。

「コモンの再生」は、内田樹氏の本のタイトルですが、古く人間は、「コモンなエリア」「コモンな活動」を通して、共存・共生してきました。それが、土地の所有化(囲い込み)を皮切りに、人々の「分離」が始まったのです。今回のCovid対策は、人々の分離を、さらに加速化しているように思います。今後、デジタル社会が進めば、その分離は、人間性を壊滅させるかも知れません。もう一度、人間の暮らしに「コモン」を取り戻すことで、人間的な暮らしを再生しようというのが、「コモンの再生」です。

新しいあいむほーむが、どんなものになるか、私たちに何ができるか、全く分かりませんが、人生最後のプロジェクトになるかも知れないものに、ワクワク感もあります。今後、少しずつご報告していけるように、このフェースブックページを続けたいと思っています。これからもよろしくお願いします。