私たちの健康は、この50年くらいの間に大きく変わりました。それまでの死因や病気の 種類とは、全く異なる死因がトップを占め、それまでなかった病気が、急激に増えていま す。1920年の死因トップ3は、肺炎、胃腸炎、結核です。それが、現在は、ガン、心臓 病、脳血栓疾患となっています。XX症候群などと言う以前にはなかった病気が出て来た り、パーキンソン、アルツハイマー、ALSなども増えています。線維筋痛症など、恐ろしい のに原因不明の病気も増えて来ました。

たった半世紀の間に健康が大きく損なわれているのは、私たちの暮らしが大きく変化した 為ですが、その中で大きなのは、食べ物です。食べ物を選ぶときに、私たちが、一番注意 しなければならないのは、食品添加物と農薬ですが、どちらも日本は、世界でトップクラ スの消費国なのです。

「食」をビジネスにする限り、健康よりも売り上げを優先する考えが出ても当然と考える べきですね。食品添加物のほとんどは、食品の味をよくする、見栄えをよくする、生産コ ストを下げる、ために使われています。なぜかと言うと、そうすれば、消費者がたくさん 買ってくれるからなのです。つまり、私たちも加害者だと言うことです。

マクドナルドや、コンビニのおにぎり、弁当は、腐りません。また、日本は、アミノ酸天 国です。加工食品の後ろのラベルを見て、「アミノ酸など」と書かれていないものを見つけるのが難しいくらいです。日本人の舌は、このアミノ酸に汚されているため、アミノ酸 が入っていないと美味しいと感じなくなってしまっているのです。アミノ酸は、神経や脳 を破壊します。

見た目は、食品であるけれど、中身は違う人工食品も相変わらず、たくさん売られていま す。ソフトドリンク、健康ドリンクに含まれている化学物質は、無知な消費者を、どんどん蝕んでいるのです。食に関する情報は、あまりに多すぎて、混乱を起こしたり、間違った食生活に導かれたりする可能性も高くなっています。広く勉強することで、その中から 正しい知識を得て行くことが、自分の健康を守る、一番の道なのです。