
今の日本の若い人たちは、閉じこもっているという話があります。海外から日本を眺めても、そのように思います。日本がもっと元気になるために、若い人たちに、外に出ようと言いたいと思います。ただし、海外に出ようという意味だけではありません。海外に出ることは、とてもいいことだと思います。日本という国が、いかに異常な国であるかが、実感できると思います。そして、日本人が、どういう点で、外国人と比べて、劣っているのかも知ることができます。しかし、もう一つの「外」があります。それは、経済活動から外に出てみよう、ということです。毎日、仕事に追われている人は、経済活動が、人生の中心であると勘違いしがちです。どちらかというと、今の経済活動は、人生の大事なものをつぶしている面のほうが、大きいように思うのです。一度、経済活動から離れて、人生の大事なものが何かを、「外から観てみる」ということが必要ではないでしょうか。経済活動は、人間を盲目にしてしまうからです。とくに、成功すればするほど、それは強くなります。この、2つの「外」から自分を眺めてみると、これからやるべきことも見えてくるような気がするのです。もちろん、仕事のために「これからやるべきこと」ではなく、人生のために「これからやるべきこと」が、です。